「ひびきの村」はシュタイナーの人間観と世界観を学び、それを日々の生活の中で実践する場所です。
by michaelcollege
Report「オールソウルズデイ」
オールソウルズデイに寄せて
~あの人への感謝とともに


厳かな暗がりの中浮かび上がるキャンドルの炎のゆらぎは
まるで暗黒の宇宙空間に次元を移した人の霊魂のよう。

空間を囲む無数のキャンドルのゆらぎを前後左右に全身で感じながら
今頃は月領域を通過中であろうあの人の霊魂を探し出すようにして
一本のロウソクに火を灯し、献火を捧げる。

するとそれまで川を挟んで隔てられていたあちらとこちらの世界に
橋がかかるようにして繋がりを取り戻す。

あの人の霊魂とわたしの霊魂が再び出会う。

懐かしく暖かく優しく柔らかくそして清らかな気配に包まれる。

肉体を脱ぎ捨てるようにして地上の物質界を離れ、
心魂界、精神界と上昇するにつれ
人類としての集合意識に還元される地上での個としての体験。

全ての個が
全ての個の全ての地上的な体験が
同次元として織り成し合い解け合い存在する。

月領域にあって地上での体験の全てを思い出し
あなたとわたし、彼とわたし、彼女とわたしが入れ替わって
わたしという鏡に映ったあなたの姿を
彼という水面に照らし出されたあなたの体験を
向こう側から体験し直しているあなたのことを
わたしは今ここにあって感じ取る。

そしてあなたはわたしを映し出す鏡だったことを悟る。

すると言い知れぬ深遠な深みから感謝の念が迸り
そうしてあなたとわたしは今この瞬間に時空を超えて
今ここで再び一つに結ばれる。
                (金井奈保)

今年ひびきの村で育ち、彩りを与えてくれた花々も、この日が最後となりました。
# by michaelcollege | 2009-11-05 12:11 | レポート
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